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キミの誘い方 Ⅲ

 

 

カメラマン○○ちゃんとふまけん3P。激裏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『健人くん、ほんと、誰か来ちゃう......』
「誰かって例えばそうだな、菊池とか、ね?」
『ッ、.........ごめ、んなさい』

 

 

一気に下がった温度に寒気がする。健人くんの膝の上に座ってて、おまけに手は衣装のリボンによって後ろで拘束されてるなんて。関係者に見られたら二度とわたしは現場に呼んでもらえないはず。

 


どうしてこの人はいつも、こうも強引に楽屋でこんな事をしてくるのか。......そもそもなんでわたしみたいな一端のカメラマンに構うんだろう、それにまるで、嫉妬してるみたいに。

 

 

「こんな可愛い顔して俺の下で啼いてたのになぁ」
" 、あ、きもち、けんとく、〜〜! "
『、ぁ、ゃ、やだ、っ!止めて!』

 

 

目の前のスクリーンに映るのは頬を高揚させ快楽に顔を歪ませるわたし。自分のこんな姿を見るなんて羞恥と嫌悪でおかしくなる。
ぎゅ、と目を瞑ればまたわたしを支配してしまう声色が傍で響く。

 

 

「だめ、ほら○○ちゃんが俺に気持ちよくされてるとこちゃんと見て」
『お願い、けんとくん、許して...』
「ちゃんと見ないと許さない」

 

 

そうっと目を開けば満足そうに厚めの唇が歪む。自分のぐちゃぐちゃな姿も、健人くんの荒い息も、意地悪な言葉も、全てあの日のことを鮮明に蘇らせる。

 

 

『、ん、......っ』
「首触っただけなのに敏感」
『...いじわる嫌です、』
「なにそれ、かわいいね?興奮しちゃった?」

 

 

返事をする前に掬うように唇を奪われる。聞くまでもない、ってことだろう。一度だけ優しく触れればどんどん深くなって。上書きするように唇をぺろり、と舐められるだけで身体が跳ねてしまう。

 

 

「このニットいっつもピッタリしててエロいよね、今なんて腕縛ってるからこんなにライン出てる」
『、あ、......ッ、ン、、』

 

 

すー、と細長い指が胸をなぞる。背中の後ろまで到達すればぷちんと箍を外されて。浮いた隙間に侵入した手が少し強いくらいの手つきで膨らみの形を変える。

 

 

「全部上書きするから」
『っだめ、ここじゃ、......ぁ、!』
「でも○○ちゃんのせいでしょ」
『んン、ちがう、から、あ』
「菊池のこと誘惑したんじゃないの、こうやってエッチな声出してさ」
『、ひゃあ、ッ、ん......っ、〜〜!』
「ここコリコリされるの好きだもんね?...はあ、菊池も知ってるとかマジでありえないんだけど」

 

 

痛いくらいに主張したそこを指先で捏ねくり回されて。思わず逃げようとしても腰に回った腕に阻まれる。

 


拘束されたまま強制的に快感を与えられるのは想像より数倍刺激が強い。それなのに風磨のことまで持ち出されたら、あの給湯室での出来事や、2人に抱かれたんだということ、今は健人くんとシてるのに風磨のことを考えてしまってる背徳感と罪悪感。その全てがわたしの頭の中を引っ掻き回す。

 

 

「ココがいちばん好きだもんね」

 

 

器用にスキニーを脱がされれれば先程より脚を健人くんが広げる。そうすれば自ずとわたしの腰が落ちて脚も開く。

 


無防備なクロッチの横からそっと指が入り込んだ刹那。思考の糸が絡まりあって解けなくなれば、焦りが言葉になって。

 

 

『や、だめ、風磨......!』
「............は?」
『、ごめんなさい、違うの!健人くん、ごめ、』
「...出来るだけ優しくしようと思ったけど」

 

 

"そんな必要もなさそうだね"、そう呟いたと同時にいきなり蜜壷にぐちゅん、!と指が差し込まれる。

 

 

『ッ、ひう、〜〜〜!あ、あ、......!』
「まだ全然触ってないのに濡れすぎ、○○ちゃんって淫乱だね?」
『ちが、んンン、っ、!そんな奥、や、〜〜!』
「逃げんな」
『ふ、ッ、んぁああ......!』

 

 

どうにか捻って快感を逃そうとすれば、お仕置のように更に脚が開いて。ずん、と腰が落ちればより一層奥に2本の指が届いてビクビクと震えてしまう。

 

 

『ん、あ、けんとく、らめ、出ちゃ、!』
「いいよ出して、ほら...、俺の名前呼びながらイって」
『、健人、けんと......!っぁ、イ、ッ〜〜〜!』

 

 

ぴゅ、ぴゅ、と液体が床に散る。対して健人くんは服も乱れていないのが、心臓が止まりそうなくらい恥ずかしい。

 


今でも精一杯なのに追い打ちをかけたのは、2人ぼっちだった空間に響いた声。

 

 

" 中島ァ、忘れもんしたから入るけど "

 

 

うそ、だめ、おねがい、首を横に振れば耐えきれなかった瞳の奥の熱がボロボロと頬を伝って形になる。

 


......分かってる、きっと健人くんは泣いてるわたしの方が興奮する。だからこれは、思う壷なの。

 

 

「泣いてる○○ちゃんってほんと欲情するね」
『ッ、健人くん、お願い......、』

 

 

ちゅ、とこの雰囲気に似つかわしくないリップ音が鳴る。流し目でこちらを見る健人くんに頭の中枢がクラクラと麻痺を起こして。

 

 

「あー、いいよー」
『、入っちゃだ、...んぁあ、?!あ、や、なん、で、ッ』

 

 

ゆっくり回るドアノブに気を取られていた瞬間、突然圧迫感に襲われる。

 


吃驚して視線を落とせば、下着を指に引っ掛けてズラしたままぬぷぬぷと健人くんのモノが出入りして。所謂対面座位で、最初から激しい律動に頭も心も着いて行かない。

 

 

『あ、あ、......!ふ、あ、ン、っ、〜!』
〈.........○○ちゃんじゃん〉
「は、分かってて声掛けた癖に」
〈いや中島だけに独り占めさせる訳なくね?〉

 

 

ヒルな笑みを浮かべた彼は何処か寂しげだけど、どうしてだろう、まるで獲物を狙う狼のように瞳が揺れているのは。

 

 

『、風磨、みな、いで、......ッ、ひああ、!』
「俺の挿れて他の男の名前呼ぶとかお前なにしてんの?」
『う、...っあ、ごめ、なさ、健人、く...!』
〈あーあ、こんな泣かされちゃって〉

 

 

グリグリと子宮口を尖端で虐められ中からトロリと蜜が溢れる。するり、と頬を一撫でした風磨が後ろから蕾をクルクルと擦って。

 

 

〈2人に虐められて気持ちーなァ?〉
『あ、らめ、や、おかしく、んぅ、な、......ッ』
「、く、キッツ.........」
『んンん、っ、も、イっちゃ、〜〜〜!』
「は、ぁ、...ん、ッ......!」

 

 

さっきよりサラリとした液がまた床に飛ぶ。ふわふわとした感覚に包まれる中で、太腿への熱と、ぐらりと揺れた身体を後ろから受け止めてくれる腕を感じて。

 


チラリ、と横目で伺った彼の表情は獣のそれ。
.........ああ、まだ、終わらないんだ。

 

 

〈ん、いい子だから俺のことも気持ちよくできるよな?〉

 

 

YESもNOも言わなければ、ひょい、と抱き上げられる。健人くんとのエッチでドロドロに濡れたままのソコに、立ったまま後ろから挿入される。

 

 

〈ほら、もっと突き出さないと○○ちゃんの好きなとこトントンできないんだけど〉
『、きゃ、っ、んう、あ、あ、〜〜ッ』

 

 

ぐい、と腰を取られれば上体が健人くんの方に倒れ込む。受け止めてくれたその顔が近くて思わずキュンと締め付けてしまえば、風磨に揶揄われ、健人くんにはクスクスと笑われて。

 


それにまただらし無く興奮してしまうわたしの貞操観念はきっと2人のせいでボロボロだ。

 

 

「○○ちゃん、べーして」
『らめ、声出ちゃ、...』
〈ふっ、今更だから(笑)中島にべーしてごらん?〉
『ん、あっ、べー、......』
「ん、ふ、ちゅ、......っ」

 

 

舌だけが健人くんと絡まり合い、開けた隙間からは風磨に与えられた快感が零れ出る。

 

 

〈きもちい時はなんて言うんだっけ?〉
『ひ、あ、きもち、奥、きもちいの......!』
〈いい子じゃん、じゃあご褒美ね〉
『、んああ、ッ、〜〜〜!』
〈あれ?もしかしてもうイった?(笑)〉
「...今の○○ちゃんのイキ顔可愛すぎてまた勃っちゃった、ね、舐めて」
〈中島元気すぎ〉
「いや今のマジで可愛かったから、反則」

 

 

前後で言葉を交わし合う2人を無視して健人くんのモノをぱくりと口に含むわたしは、もう麻痺してるんだろう。

 

 

「ん、あ、それいい...」
『、ふ、ほお?』
「ッ、やべ、」

 

 

切なそうに眉を歪めた健人くんが汗で湿った髪を撫でる。唇を窄めてジュルジュル音を立てて吸えば、くしゃりとされて。

 

 

『ひゃア、ッ、ふま、ふま、ーーー!』
「俺の離したくないってキュンキュン締め付けてんの分かる?ほら、」
『んんっ、あ、あ、らめ、抜いちゃ、や...』

 

 

風磨は蜜を散らしながらイイところばかりをぐりぐりと攻めるから、もう限界。

 

 

『、ひ、ぁ、〜〜〜っ、?!!』

 

 

腟内が収縮したと同時にお腹の中があったかくなって。同時に健人くんの欲が口腔内に吐き出された。

 

 

「は......、んー、ごっくんして?」
『!ン、う、......!っはあ、』

 

 

どろりとした独特の味が喉を伝って。あんまり得意じゃないけど健人くんなら、なんてこの気持ちは何なんだろう。

 

 

「口の中みせて」
『うん、......んあ、っぁ、も、ふま、』
〈掻き出してるだけだから〉
『ン...、絶対わざと、...っやぁ、!』
〈......あ、それとも俺の子孕んじゃおっか〉

 

 

風磨との未来ってどんなのだろう、そう考えてしまうのはなぜなのか。

 

 

身体の火照りはまだ冷めることのないまま、ゆらゆらとシーソーが揺れる。

 

 

対象的なふたりの狭間で。

 

 

 

 

 

 

end ❤︎