ultimatelove_sのブログ

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2019-01-01から1年間の記事一覧

盲目的レモネード

年下勝利くんと家庭教師○○ちゃん。 激裏 友人にどうしても、期間限定でいいから!、と頼まれた土日だけの家庭教師のアルバイトで、わたしと勝利くんは出会った。 初めて視線が交わったあの刹那、ぱちん、とシャボン玉が弾けるような感覚に陥った。実際弾けた…

天秤は傾く

風磨くんとマッサージから始まる...♡ 激裏 「○○ちゃんおいで〜」 さっきから寝室に篭もっていた風磨くんに呼ばれて行けば、ベッドの上にはバスタオルが敷かれていて。なにこれ?それに風磨くんが○○ちゃんって呼ぶ時って、大抵ろくなことない気がするのはわた…

雪色のプリマヴェーラ chapter2

お隣さん健人くんと夜。 第2話 どうしてデートの前ってこんなに時間に余裕がないんだろう、いつもより早く準備し始めるのに。人目を避け、隣町のイタリアンまで今日は慧さんとディナー。いつまで経っても芽生える罪悪感を、特別な日用のグロスで必死に塗り潰…

雪色のプリマヴェーラ chapter1

お隣さん健人くん。 第1話 ......だめ、何も描けない。いくらパレットに色をのせても何も思い浮かばない。目の前に立ちはだかる真っ白なキャンバスはまるで巨大な壁だ。筆を置いて無駄に広いリビングのソファへと身を沈めれば、一気に微睡みの世界へと誘われ…

角砂糖を溶かして

アイドル健人くんと大学生ちゃん。甘々。2019.09.18 執筆2019.12.08 大幅加筆修正 「ねえ、俺本気だよ?」 普段話す時よりも少しトーンが低く柔らかい声が耳を擽る。咄嗟に逸らした視線を許さない、というように綺麗な手が頬に触れる。けど、その手は優しく…

深海のラピスラズリ

嫉妬風磨くん。激裏。 〈ねえ○○ちゃん!この間のFNS観てくれたぁ〜?〉『あっ、うん!もちろん!みんなすっごくかっこよかったよ』〈えっ、俺のファンなのに俺が1番じゃないんだぁ〉 なんか妬けちゃうんだけど、と唇を尖らせる健人くんのほっぺたは上気して…

誘われ、惑わされ

健人くんと車の中で。 禁忌への扉 の続編。 『ん、、っ......は、ッ』「○○ちゃん着痩せするタイプなんだ」『〜、!言わな、いで......』「照れてるの?可愛いね、」 甘く溺れるような口付けを施した唇が離れ、紡いだ言葉に狭い車内で起こっている行為を実感…

禁忌への扉

健人くんと彼氏持ち○○ちゃん。 〈○○は可愛いんだからもっと遊べばいいのに〜!〉『え?普通に休日とか遊んでるよ?』〈もぉ、そうじゃなくてさあ、〉 飲み会の喧騒のなか、ラメを纏ったピンク色の唇が"男の子と!"、と動く。でもわたし彼氏いるし、と控えめ…

3分間ロマンチック

風磨くんとの日常。 「おでん食いたくね?」 『......食べたい、かも』 設定温度24°の暖房がかかった部屋は天国だ。なんてったって外は雪が降るんじゃないかってくらい寒いもん。お気に入りのブランケットに包まりながらなんとなくインスタのストーリーを流…

MILK!

甘々健人くんと赤ちゃん返りプレイ。激裏。あまあまどろどろです。 健人くんはわたしに甘すぎる、と常々思う。 基本的に心配性の過保護だし、冷蔵庫にはいつもわたしの好きなデザートが入ってたり、お風呂後は絶対に髪を乾かしてくれる。...一緒に入った時は…

ブルーベリーナイツ

浮気する風磨くんと依存。"ブルーベリー・ナイツ"モチーフ。 今日で3日、風磨はわたしの廃城に帰って来ない。現実にさよならして目を瞑れば真っ暗な世界の中で、名前も顔も知らないあの子の城にいるのだろう風磨の残像が浮かんでは消えた。 恋の幻に惑わされ…

雪降る世界で

脆く儚いちいさな世界 の続き。 どれほど時を重ねてもあの部屋から消えてくれなかったものが膨らみすぎた健人への想いだと気付いたのは、あの日の冷たい路上で。 あれから何度あの決断を後悔しても、結局あとのまつり。ずるずると引きずった未練は2年の時を…

脆く儚いちいさな世界

健人くんと倦怠期。 『ただいま』「ん、」 おかえり、がこの広すぎる部屋から消えたのはいつだったんだろう。 3か月前、半年前、...いや1年前くらいの可能性もある。 わたし達が暮らすこの部屋からいつの間にか消えてしまったものは他にもたくさんある。 『…

エデンの園

Because of 愛モチーフ。裏。 ヴァンパイアが血の匂いで我を失ってしまうように、狼男が満月で本当の姿を表すように、......健人くんは、豹変する。 普段の健人くんが白ならば、その時の彼は黒。黒に勝る色は、この世に存在しない。闇夜をパレットに掬ったよ…

しのぶれど

風磨先生とはじめて。激裏。 「しのぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」 ハスキーな声で詠まれたそれに小さく心臓が跳ねる。わたしの気持ちを見透かしたような歌にそっと先生を盗み見れば、最前列だからかしっかりと視線が合ってしま…

ただいま、外出中

高校生健人くんと保健医○○ちゃん。 激裏。 高校生とは、青い春のなか、キラキラと光る朝露を纏い満開に花が開く時代。自分もかつては彼等の中の1人だったのに、こんなにも別次元に感じるのは止められない時の所為なのだろうか。 真っ赤な顔をぷるぷると震わ…

Honey boy Ⅳ

ココアブラウンな健人くんと糖度たっぷりのある日。 あのわたしを誘惑し惑わして仕方なかった金がハニーゴールドならば、今度はココアブラウン、とでも言おうか。糖度はチョコレートと同等、いや、それ以上かも。ビタースイートなその色は彼の魅力をまた甘っ…

AM08:00 夜が襲う

5000over企画。激裏。S.M / 嫉妬 気怠い身体とは反対の、冷えて澄んだ空気に朝日が反射して眩い。昨日とは同じ洋服からムスクの香りがして鬱陶しささえ感じる。朝独特の静寂の中帰宅すれば、玄関には男物の靴が1足。それに浮き足立って廊下の奥へと足を進め…

鳥籠の鳥はいつ囀りを忘れるのだろうか

5000over企画。激裏。K.N / ダーク 大切なメンバーであろうと男の人を褒めないこと。 SNSをしないこと。 家族と健人くん以外の連絡先は携帯から消すこと。 会社を辞めて健人くんのお金で養われて、この部屋の中で健人くんの為だけに生きること。 健人くんは…

そして赤、緋、朱

風磨くんと不倫。裏。特殊なお話のため閲覧注意。 彼女はとても良く赤が似合う人で。 ふっくらとした唇を彩る柘榴色も、ほっそりとした手の先で映える真朱も、特別な時にしか着ないらしい黒地のワンピースに散らばる深緋も、全部全部○○さんのためにこの世に…

グレーにはならない

けんしょり3P。激裏。健人くん「」勝利くん〈〉 出来ることならお願いです、神様。なんでもします。朝早い収録の時に心の中で面倒くさいなんて愚痴も吐かないし、たまにこっそり片付けに入った楽屋で一息ついたりもしません。だから、だからどうか、3時間前…

VANILLABEANS

カフェ店員健人くんとOL○○ちゃん。 PM 13:10 芳醇な茶葉の香りと甘い匂いが立ち込める白を基調とした店内に足を踏み入れれば、ちりん、とドアに付いたベルが鳴る。特等席であるカウンターの1番端っこに腰を下ろせば惚れ惚れする程綺麗な手が丁寧にコースター…

こめかみに口付けを

健人くんに癒される。 エレベーターの鏡に写った姿は朝とは大違い。よれたアイシャドウにほぼほぼ落ちたリップ、少し崩れた前髪は明らかに残業終わりでクタクタです、って感じ。最悪、と1人呟けばこんな姿見せれないと焦ってハンカチで目元のよれを直しなが…

今夜はハロウィンですので、

お医者さん健人くんと看護師○○ちゃん。 激裏。 「○○!Trick yet Treat!」『......ん?』「だーかーら!Trick yet Treat、ってことではいこれ」『なにこれ、......ナース服?』 これか、朝から鼻歌歌ったり変なダンスしてやけに機嫌が良かったり、メイク中に…

恋 #7-2

けんしょり連載#7-2。完結。激裏。 トントントン、リズミカルで心地良い音と共に無意識にお腹の虫が鳴り出してしまう香りが鼻腔を擽る。出来上がったご飯は彼の好きなものばかり。早く食べて、と湯気をあげるその出来栄えにカシャリとシャッター音を鳴らせば…

恋 #7-1

けんしょり連載#7-1。完結。激裏。(ぜひ最後の一文までお読みください) 変な汗が手の筋に滲んで鼓動は狂ったかのように弾む。パウダールームの鏡に映る顔は明らかに緊張していて場に合わせて着たとっておきの薄いブルーのドレスワンピも結った髪もなんだか浮…

アフロディテの瞳

健人くんと媚薬。攻め攻められ。 激裏。 ほんの少しの出来心だった。健人くんは最近、普段の忙しさに加え新しいシングルのプロモーションだとかでかなり多忙で。一緒に過ごす時間は格段に減り心も、...身体も寂しかった。だから珍しく丸1日オフの今日だけで…

恋 #6

けんしょり連載#6。微裏。 なんとか責任感を糧に無心で仕事を終え、控え室の掃除をしていれば、ダムが崩壊したようにぼろぼろと水滴が頬を伝う。誰かに見られる前に移動しなきゃ、控え室で泣いてるなんて健人くんとなにかありました、と言ってるようなものだ…

恋 #5

けんしょり連載#5。激裏。 あの衝動的な夜から2日、何となく勝利くんとの関係が少し変わった気がする。キスもそれより甘美な行為もあれっきりなのに。確実に以前より距離も近いし、同じ部署の人には"やっと付き合い出したの?"だなんて言われて。傍から見れ…

マイスイートスイートホーム

年上健人くんとお家デート。 嫌な事があった。それは世界だとか社会だとか大きな世界で考えたらちっぽけな事なんだろうけど、学校という縮小された社会の中で生きるわたしにとっては確かにしんどくて辛かった。本当は嬉しくて楽しい筈のこの時間だって何処か…