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グレーにはならない

 

 

けんしょり3P。激裏。
健人くん「」
勝利くん〈〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出来ることならお願いです、神様。なんでもします。朝早い収録の時に心の中で面倒くさいなんて愚痴も吐かないし、たまにこっそり片付けに入った楽屋で一息ついたりもしません。だから、だからどうか、3時間前に戻してください!

 


必死に目を瞑ってお願いしたのにカチ、とまた秒針の進む音がする。そうっと目を開けば目の前で佐藤さんの信じられないくらい整った顔が不敵に歪む。思わず後退ろうとして振り返ると中島さんに後ろから抱き締められていて。

 

 

〈そろそろ始めよっか〉
「もう逃げらんないよ?」

 

 

ああもう、どうせ酔った勢いなら最後まで覚めなければいいのに。それか記憶を無くせたらいいのに。酔うのも覚めるのも早い体質が嫌になる。3人でも十分すぎるくらいに広いベッドの上で捕えられ小さく首を振れば、こんなことになった原因である数時間前の出来事を思い返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日は特番の打ち上げだった。プロデューサーからタレントまでみんな楽しそうに呑んでいるのを横目に1人端っこのテーブルに逃げる。というのも睡眠時間2時間が連日続く中、普段から嫌な感じのディレクターに無理矢理呑まされ、見事に世界がグルグルと回っているから。

 


ほんと、NOと言えない日本人の典型例な自分が嫌になる。昔からそうだった、よく言えば控えめ、悪く言えば引っ込み思案の緊張しい。だからキャッチも上司の煽り酒も上手く断れない。吐いた溜息さえアルコールの匂いがしてぐわん、と身体が横に揺れたその時、肩が何かに触れた。

 

 

「○○ちゃん大丈夫?ほっぺた真っ赤だけど」
『ん......あ、なかじまさん、だあいじょぶです』
「呂律回ってないじゃん、ほらお水」
〈あれ、なに健人くんイチャついてるの?〉

 

 

中島さんの反対側に座った佐藤さんの言葉に、抱かれたままだった肩からするり、と手が離される。自然すぎて気付かなかったのか、酔い過ぎてなのかは分からない。受け取ったお水をこくん、と飲めば火照った体内が内側から冷えて気持ち良い。

 

 

〈そういえばさ、○○ちゃんって彼氏とかいるの?〉
「あ、それ俺も気になる」
『彼氏、彼氏、.......あー!いませんよお、もうかれこれ......2年、くらいですかね』
「へー、可愛いのにね?あんまり恋愛とか興味無いの?」

 

 

お酒というのは本当にタチが悪い。人間をこんな風にしてしまう上に、悪魔の飲み物かと思うほど美味しいんだから。よく回らない頭じゃいつもの中島さんのリップサービスにも折角冷えた身体が火照り直してしまう。

 

 

『いや、その何て言うか......昔から好きな人がいつの間にか誰かと付き合ってる、なんてよくあることだし、やっと結ばれたと思っても緊張しちゃって〜、』
〈え、じゃあもしかして経験無かったりする?〉

 

 

大人の飲み会なんて結局行き着くところはこういった話で。いつもは苦手だから愛想笑いで済ますのに、今日はだいぶ酔っているせいか開放的になりつい気が緩む。

 

 

『ん、......一応あるんですけど、緊張のせいか痛いばっかであんまり好きじゃなくて、』

「そっか〜、でもそれって相手が悪かったって可能性もあるんじゃない?違う相手と試してみたら気持ちいかもよ、......例えば俺とか、ね」

〈健人くん抜け駆け狡いんだけど、○○ちゃん、俺も○○ちゃんのこと気持ち良くしてあげれるよ?〉

 

 

お互い見えない位置なのに同時に指が絡められて。右手は中島さん、左手は佐藤さん。2つの手が手の甲や指の隙間をつー、となぞればぴくん、!と肩が跳ねた。回り切ったアルコールにありえない状況、なんとも淫靡な雰囲気。これだけ条件が揃ってれば十分だ。

 

 

「行こっか、」

 

 

甘い誘惑に今度は自分の意思でNOと言えず、3人で煩い空間をそっと抜け出す。捕まえたタクシーにゆらゆらと揺られれば眠気が襲ってきて。連日の睡眠不足も祟っていつの間にか眠ってしまった、それが間違いだったんだ。

 

 

起こされた頃にはすっかり酔いは覚めていた。どうしよう、スタッフの分際でなんてこと、ってその前に今から.........、冷や汗が背中を伝うけど佐藤さんのマンションを前にして今更帰ります、なんて言い出せる訳もない。

 


そうしてあれよこれよという間に寝室に追い詰められたわたしはもうきっと逃げ出せない、檻に自ら入った子兎なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 


前から後ろから脱がされた服が無残にベッドの下に散らばる。いつも一緒に仕事をしているタレントとスタッフの関係なのに、こんな姿なんて羞恥心で可笑しくなりそう。必死で胸の前で腕をクロスし純白の下着を隠せば、"だーめ、ほら、ちゃんと勝利に見せて?"、と後ろ手に拘束される。

 

 

『、ぁ、おねがい、見ないでください、!』
〈こんなに綺麗なのに無理、...それにおっきいし柔らかそ、〉
『ん、あ!ゃっ、』
「ぴくぴく震えちゃって可愛い、○○ちゃんの可愛い声もっと聞かせて?」
『、ひ、ン〜、!』

 

 

やわやわと膨らみを揉まれながら中島さんの唇が首筋に触れ、舌がつー、と舐め上げる。耳を甘噛みされくちゅり、と舌が差し込まれ困惑する。こんな事されたの初めて、知らない。耳への刺激に気を取られていれば先端が甘く痺れる。きゅ、と摘んだりころころ転がされれば噛み締めた唇から我慢できない声が溢れ落ちた。

 

 

ぷちん、と開放された締め付けは無常にもふわりと浮き役目を失ってしまう。隠したくても拘束されていればそれは不可能で。じ、と突き刺さる佐藤さんの眼差しに身体がバグを起こしそう。

 


〈ね、ここ勃ってるけどどうして欲しい?〉
『、!わかん、な、』
〈言わないと何もしてあげないよ?〉
「うーわ、勝利って案外ドSなんだ」
〈健人くんだって〉
「俺は優しいよ?ね、○○ちゃん」

 

 

会話を繰り広げている間にも佐藤さんの指はすりすりと曖昧な刺激を与えるし、中島さんは繊細な手つきで背中を撫で上げる。もっと、もっと明確な刺激が欲しい、けどそんなの言える訳ない。恥ずかしすぎて心臓が止まってしまう。

 

 

〈ほーら、ん、〉
『〜、ぁ、佐藤さ、』
〈佐藤さん禁止、勝利って呼んで〉
『勝利く、おねが、〜っふ、』

 

 

べ、と舌を出した勝利くんが先端に触れそうで、触れない。もどかしくて恥ずかしくて可笑しくなりそうで。羞恥心から溢れた涙がシーツにぽろ、と落ちた瞬間、わたしも堕ちる。

 

 

『勝利くん、おねがい、...ッなめて、下さい』
〈よくできました〉
『ふぁ、あ!んン、ぁあ、ッ』
「俺の事も忘れちゃ駄目だよ?ほら、足開こっか」

 

 

手の拘束は離された筈なのに、先端を舐めたり甘噛みしたりする勝利くんの頭も離せなければ、中島さんを押し退けることもできない。

 


後ろから膝を抱えられM字に開いた中心に布越しに指が触れる。楕円のシミを作ったそれが視界に入り思わず顔に熱が集まれば、中島さんが耳許で囁いた。

 

 

「健人って呼んで?」
『ん、けん、と、!あ、っ』
「下着の上からでも分かるくらい濡れてる、...ここ触ったらどうなっちゃうかな」
『や、だめ、......ひゃ、ァ〜〜、!』

 

 

入り込んだ指がぬるぬると下着の中で蕾を捉える。指の腹で優しく擦るように触れられれば更にそこは潤いを増して。ちゅう、と先端に吸いつかれながら蕾をぐちゅぐちゅと弄られれば、同時の強すぎる刺激に肌が粟立つ。

 


だめ、と言えば更に舌の動きも指の動きも的確に感じる所に触れて。小さく震えていた腰が1度大きくびくん、!と跳ねれば呆気なく人生初めての絶頂を迎えた。

 

 

〈○○ちゃんのイキ顔可愛すぎ〉
「勝利、俺見れてないから交代しよ」
『、え、!待ってくださ、』

 

 

入れ替わった健人がずるり、とショーツを下ろせば粘着質で透明な糸がぷつん、と途切れた。今までみたことない程濡れそぼっている蜜口に健人の指が埋まる。浅いところを行き来し肉壁を柔く擦るそれに必死に口を噤んだ。

 

 

「酔ってる時の大胆な感じも唆られたけど、そんな風にしたら余計男を煽るだけって知ってた?」
『〜、ひゃ、ああ、!んン、あ、あ、』
〈○○ちゃんがこんなにえっちに鳴くなんて知らなかった〉

 

 

健人の指がぐ、と奥を突いたと同時に勝利くんの指が咥内に差し込まれ開いた隙間から甲高い甘い声が響く。酷い、と勝利くんを睨んでも意味なんてなくて。さらり、と交わしたかと思えば指の代わりに舌が入り込む。歯列をなぞり上顎を擦られ咥内までぐちゃぐちゃにされれば、もう頭の中までドロドロだ。

 


寝かされて指をくいくい、と動かしながら愛液を吸うように蕾まで舐められる。と同時に、先端も舐められれば3つの刺激にまた真っ白な世界へと導かれた。

 

 

〈健人くん先いいよ、〉
「いいの?......○○ちゃん、いい?」

 

 

その問い掛けと装着された薄膜に生唾を飲み込む。痛かったら、どうしよう。そんな不安を拭い去るようにふわり、と唇を奪われる。"嫌だったら言って?○○ちゃんの気持ちが一番大事だから"、優しく瞳を覗き込まれながらそんなことを言われれば嫌なはずない。

 


こくん、と首を縦に動かせばもう一度唇が触れ、ぬちゅ、と2年振りのそこに健人の昂りが入り込んだ。

 

 

『ん、あ、〜、!ふぁ、んン、ああっ』
「、ぁ、キッツ、...あとちょっとだから、」
『や、も、入んな、おっきい、!』
「〜、!ほんと、俺を煽るのがじょう、ず!」

 

 

浅い所で緩くピストンしていたそれがずちゅん、!と奥に到達する。膝裏を抱えられれば更に最奥に触れて。それだけでも精一杯なのに、"健人くんの気持ちいんだ、...なんか妬いちゃうんだけど"、と不機嫌そうな勝利くんが少し強めに赤く膨れた先端を摘む。

 

 

『ひゃ、!んん、あ、あ、それ、らめ、〜!』
〈それってどっち?〉
「俺?それとも勝利?」
『ん、どっち、も、!ぁああ、ッ』
〈ふふ、欲張り〉

 

 

欲情に塗れた勝利くんの視線と絡んでいれば、ぐい、と頬を掴み顔を健人の方へと向かされる。ちゅ、と1度口付けを落とされれば腰を少し浮かされ一番イイところに尖端がぷにゅ、と押し当てられた。強すぎる刺激に健人で頭がいっぱいになり見詰め返すと、満足そうに口端を吊り上げた。

 

 

「今は○○ちゃんの頭の中俺でいっぱいにして?」
『ん、ああ、ン、健人、ッ、、!』
「、ぁ、○○ちゃん、!」
『や、あ、あ、も、イっちゃ、んん、〜〜〜!』

 

 

びくびく、と中で震えた感覚の後にじんわりと暖かくなる。まだ少し温かいそれをずるり、と抜き髪を撫でた健人が左の鎖骨に紅を咲かせた。

 


休憩する間もなく身体を反転させられ、反り立った勝利くんのそれがぐ、と入り込む。健人とは違う最初から激しい腰の動きに口を抑えても声が止まらない。

 

 

〈なんか妬けたから責任取ってよね、!〉
『んン、や、激し、!ああ、ッ、しょりく、』
〈○○ちゃんの中締めてつけてきて気持ち、〉
『ぁああ、!ぐりぐり、や、おかしくなっちゃ、〜〜!』

 

 

"俺で可笑しくなってよ"、子宮口のぷにゅぷにゅした部分を硬い尖端で刺激され瞼の裏がチカチカする。ほんとにおかしくなっちゃう。こわい、けど気持ち好い。身体が勝手に跳ねて、生理的な涙が膜を張る。

 

 

「○○ちゃん可愛すぎてまたこうなっちゃった、......ん、触って?」
『、え、うそ、さっき、ひゃあ、〜ッ!』
〈余所見ばっかしない、の!〉

 

 

健人の怒張を手に収められうろ覚えの知識で手を動かす。切なそうに顰められた眉に胸の奥がきゅー、とする。そんな気分も束の間、下から手を差し込んだ勝利くんが突き上げながら蕾を揺さぶる。その刺激に更にぎゅう、と締め付けてしまえば痛いくらいに勝利くんの形が分かってそれは興奮へと変わる。

 


ぬちゅぬちゅ、と水を弾けさせながら柔らかいお尻と太股が触れ合い汗が伝う。脊髄まで蕩けそうな快感の中、必死で手も動かせばピクピクと健人のそれも、中で動く勝利くんのそれも、わたしの腰も震え始めて。

 

 

『んあ、ッあ、〜〜、!また、きちゃ、』
「俺も、ぁ、○○ちゃん出していい?」
〈ね、俺も、く、っ〉
『ん、だし、て、んンン、ああ、あ、あ、〜〜〜!』

 

 

ぴゅ、と白濁が胸にかかりトロリと谷間を伝う。刹那、右の内股にチクッとした痛みと共に勝利くんが艶やかな花を咲かせた。

 


感じたこともない全身の怠さを感じながら貸してもらったバスローブに身を包めば、タオル地の柔らかさに安堵する。お店の時と同じように右手には健人、左手には勝利くんの指が絡む。

 

 


「○○ちゃん、順番逆になっちゃったけどずっと一生懸命真面目に仕事してる○○ちゃんのこと見てたらいつの間にか好きになってた」

『、へ?えっ......と、』

〈俺もいつも笑顔で接してくれる○○ちゃんが可愛くて、気付いたら目で追ってた、...好きだよ、〉

『え、ええ?』

 

 


こんなドラマみたいな展開、知らない。完全に思考回路が停止した頭の中ふと視線を下ろすと、そこには2人の所有印が刻まれていた。

 


健人と勝利くん、白と黒。

 


グレーは、今夜だけ。