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キミの誘い方 Ⅱ

 

 

カメラマン〇〇ちゃんと風磨くん。激裏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


〈.........○○さん、○○さん?〉
『、っへ、ぁ、はい、!』

 

 

不思議そうなスタッフさんの声に我に返る。動揺すればシャッターを切ってしまって。不意打ちなのに、モニターには口を窄めて可笑しそうにこちらを見ているちょっと可愛い菊池さん。
さすがアイドル、なんて。

 


仕事中なのにぼーっとしてしまったのは中島さ、......健人くんが不意に頭を過ぎったせい。あれから2日、与えられた熱も所有印も身体に刻まれたままで。なぜか言い付けを守ってしまって、隠してはいないけど社会人たるものキスマークを見せびらかす訳にもいかず。なんとか襟の浅い服で隠してる。

 

 

『すみません.........』
「もうやだなあ、そんなに俺に見蕩れないでくださいよォ(笑)」
『ふふ、今日は一段とかっこいいんでつい、しっかり撮りますね!』

 

 

菊池さんの細やかな助け舟に冷や汗が引く。
ああ、あとでお礼言わなきゃな。

 

 

『あっ、最後にねずみ年なのでこのカチューシャつけて貰ってもいいですか?』
「うわ、絶対似合わねぇ(笑)」
『わあ、かわいいです!』
「いやもう、そういうの俺騙されないから」
『騙してません!(笑)せっかくなんでここは思い切って可愛いポーズください!』

 

 

菊池さんの撮影は他のモデルさんやジャニーズの方よりラフで。こうやって軽口を叩きながら撮るこの時間が、なんとなく毎月楽しみだったり。

 


可愛いポーズをしながらも照れが見え隠れする瞬間をしっかりと収める。
よし、これでバッチリ。

 

 

 

 

 

 

 


『菊池さん!』

 

 

撮影後、片付けも終えないまま慌てて呼び止める。人気のない廊下には菊池さんとわたしの2人だけ。振り返った黒髪がサラリ、と揺れた。

 

 

「ん、どーしたの」
『あの、さっきすみませんでした、フォローして頂いちゃって』
「あー、それならさ、そっちじゃない方がいいかも」
『、!ありがとう、ございました』
「よく出来ました」

 

 

大きな手がぽん、と頭の上に置かれて。大人っぽい香りが一瞬鼻を掠める。菊池さんっぽい、爽やかだけど色気のある香り。

 


思わぬ距離にたじろぎ視線を落としたわたしは気付かなかったの。
菊池さんの視線がどこに向けられてるか、なんて。

 

 

「○○ちゃんって案外大胆?」
『......はい?』
「ここ、キスマークついてんね」
『ッ、〜〜!これ、は、』
「彼氏?」
『違いま、...あっ......』
「へえ、彼氏じゃない跡つけてんだ?」

 

 

動揺してしまえば嘘がつけなくて。いつ人が来るかも分からない廊下の壁にトン、と追い詰められる。

 

 

「○○ちゃんがそんなえっちな子だったなんて知らなかったなァ」
『っ退けて、ください......』
「ずっと狙ってた子がさ、他の男に唾つけられてるとか、.........すげぇ興奮すんね?」
『?!んう...っ、、』

 

 

舌なめずりをする姿に頭の中で赤いランプがぐるぐると回る。ずっと狙ってたって......、ほんと、に?言葉を噛み砕く間も無く、影に覆われれば細められた切れ長の瞳が近付いて。
2日前、健人くんと重ねた唇を今度は菊池さんに奪われた。

 

 

『ん、......ふ、ッ...、っは、なにして、』
「キスだけでんな声出すから襲われるんじゃない?」
『っ......もう放っておいてください、片付けがあるので失礼します』

 

 

無理に抜け出そうとすれば、足の間に入った膝に阻まれる。キッ、と睨んでも飄々とした表情のまま。

 


"だめ、こっち"、手を引かれ入ったのは普段誰も使っていない給湯室。2人では少し狭いこの空間では、互いの息遣いさえも分かってしまう。

 

 

「ねえ、なにシよっか?」
『ほんと、だめです...、早く戻らなきゃ変に思われるし、』
「あれ、だめって○○ちゃんはなに考えてるのかな〜?」
『!......菊池さんって意地悪なんですね、優しいと思ってたのに』
「男は好きな子に意地悪したくなるもんでしょ?」
『好きな子って......』

 

 

思わず尋ね返せば薄く唇を歪める。トップスの裾から忍び込む手を阻もうとしても上手くあしらわれて。あっという間にホックを外したその手つきは明らかに手慣れている。

 


やわやわと強弱をつけながら膨らみが形を変える。でも肝心な部分には触れず。
それが、もどかしくて。先端のジンジンとした疼きは増すばかりだから。

 

 

『きくち、さ、......』
「風磨、ね、...ちゃんと言えたら○○ちゃんがシて欲しいコトしてあげる」
『、〜!.........ッ風磨、』
「いい子じゃん」

 

 

いい子、なんて。耳奥にねっとりと舌を差し込み、誘導するように仕掛けたのは貴方なのに。全部全部、きっとわたしはこの人の手の中なんだ。

 


つん、と先端を触れられただけで焦らされた身体は反応してしまって。コリコリと指先で弄ばれる。

 

 

『ん、っ...あ、あ......やぁ、』
「嫌ならなんでそんな声出してんの」
『、〜〜!ひぅ、あッ...つねっちゃ、やら、あ...!』
「じゃあちゃんと気持ちいときはきもちいって言えるよなァ」
『言える、言えるから、あ、〜〜!』

 

 

ぎゅう、と軽く抓られ先を磨られれば痛みの代わりに快感が襲う。

 


ズボンを下ろされれば露わになった内股をすー、となぞられる。このまま触れられるのも、......下着をさっきから汚していることがバレるのも恥ずかしくて。最後の抵抗とばかりにグイグイと厚い胸を押す。

 

 

『これ以上はダメです......!』
「んじゃあその跡つけたやつとは最後までシた?」
『.........シ、てない、です』
「ふは、すっげえ嘘下手だね?かーわい、......ねえ○○ちゃん」

 

 

す、と視線が交わる。そして、わたしを虜にしてしまうハスキーボイスが秘密の空間でひっそりと囁いた。

 

 

「俺とはシたくない?」
『ッ、そういうことじゃなくて、』
「...○○ちゃんのこと抱かせてくんない?」

 

 

健人くんがあまく強引なら、風磨は意地悪、だけどこっちをその気にさせて誘導してしまうような、そんな行為。

 


押していたはずの手は、徐々に力を失って。代わりにきゅっと衣装の端っこを掴んだのが合図。ちゅ、と一度唇が重なればそっと下着の中にゴツゴツした掌が忍び込む。

 

 

「ん、ドロッドロ......」
『あ、あ、...!んンん、...っそこ、や、』
「や、じゃなくてなんだっけ?○○ちゃんはいい子だから言えるよなあ」
『〜〜!きもち、い、ぁ、ふま...!』

 

 

"気持ちいい"、そう口にするだけで何故か感度は掛け算になる。さらにトロッと溢れた蜜を蕾に塗りたくられれば限界で。

 


かくん、と足の力が抜けたその時。

 

 

『ひゃぁあッ、〜〜〜?!!あ、っあ......!』
「奥までぐちょぐちょじゃん」

 

 

タイミング良く蜜口に挿入された指は、体重がかかったせいで奥深くまで侵入して。背中がゾワゾワとする感覚。軽くイッてしまった身体はもう風磨に預けるしかない。

 

 

『な、んで、んン...っ......ふ...、〜!』
「あーあ、流石にさっきの声は聞こえたかもな」
『!......んっ、...だ、れに......?』

 


「ここの隣の楽屋、中島だよ」

 

 

うそ、だ、......でも確か、今日は健人くんもこの撮影スタジオにいる日で。風磨がそんな嘘をつく理由なんてどこにもない。
だとしたら、隣にいるのは.........

 


開かれた瞳、ぴくんと揺れた肩、ぎゅう、と締め付けてしまったナカ。わたしの反応に同じように瞳を開いた風磨は、そういうこと、と小さく呟いた。

 

 

「へえ、じゃあ中島とシたんだ?この跡つけたのもアイツってことね」
『ぁ、いっ......、風磨、待って、』

 

 

チクリ、と痛みが襲うのは風磨が横に2つ目の跡をつけたから。くるりと身体を反転させられれば、わざと楽屋がある方の壁に追いやられて。

 

 

「ほら、手ついて」
『や、やだ......!おねが、だめ、』
「むーり、寧ろ聞かせれば?.........相手が中島とかさ、マジで興奮すん、じゃん、!」
『、あ、〜〜!......ッ、ふ、んん、...』

 

 

ぬぷ、と侵入したそれは熱くて蕩けそう。ゆっくりとナカが馴染むまで背中に落とされるキスが心地よくて。

 


必死に掌で口を覆えばぐちゅ、ぬちゅ、と水音をたてながら出し入れされる。

 

 

『ん、.........ンン、っ、ぁ、ッ......』
「っは、○○ちゃんの中あつすぎて俺の蕩けそ、」

 

 

律動に合わせて揺れる膨らみの先端を捉えられ、蕾も優しく擦られれば耐えられない。
びくびく、!と絶頂でナカが収縮すれば、熱い溜息が首筋にかかった。

 

 

「、っく、...ぶね、持っていかれるとこだった」
『ぁ、ふま、も、むり、......!』
「まだイけんだろ」
『〜〜?!、ひ、ッ奥、......っ、〜〜!』

 

 

ぐい、と引き寄せられれば更にお尻を突き出す形になる。不安定な体勢のせいで両手で支えるしかなくて。

 

 

『ン、ぁ、あ、...!あ、...っそこ、きもち、!』
「じゃあもっとトントンしてあげる」
『、でも、声、でちゃ、あ、〜〜〜!』
「はい、とーん、とん、」
『んああ、ッ......ひう、ア、あ、っ...、』

 

 

弱い部分にグリグリと尖端が深く突き刺さる。声が聞こえちゃうんじゃないかと思うと、余計に意識してしまって。自分の声にさえキュンキュン締め付けてしまえばもうどうしようもない。

 


出し入れする度に蜜が散り、太股に伝う。粟立つ肌は限界を知らせて。
大きな波がすぐそこに迫ってきてる。

 

 

『あ、ッ、も......らめ、...イっ、〜〜!』
「っ、ぁ.........でる、」

 

 

風磨が出て行くと同時に、どくどくと吐き出された熱いものがごぽ、と溢れる。ティッシュを充て、掻き出すその指の動きにも感じてしまうのが恥ずかしい。

 

 

『ん、......ぁ、ッ、』
「んなかわいい声出さねーの」

 

 

後処理を終えれば最後に優しく唇が覆われる。口内をゆっくりと味わうように舌が動いて。

 


.........行為のあとにこんなキス、なんて、まるで本当に愛されてるみたい。

 

 

「○○ちゃんまたね」
『......また、です』

 

 

この"また"が何を指すのか。

 


分からないけれど、もうきっと考えてもわたしなんかには分からないところまで来てしまっている気がするの。

 

 

 

 

 


To be continued ... ?