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フライデーナイトに堕ちろ




同僚健人くんと酔った勢い。激裏。















「○○大丈夫?ほら、靴脱いで」
『ん〜〜、あれ、中島、?』




会社の同僚である中島がなんでわたしの家にいるんだろう、と首を傾げて気付く。



あ、そっか、さっきまで部署の打ち上げで呑んでたんだった。それで酔ってないって言ってるのに中島がいいから、って送ってくれたんだ。ただの同僚にも紳士的なんてそんなところがモテるんだろうなあ、と回らない頭でぼんやりと考える。



玄関先に座り込みぶんぶんと足を振ってもただフレアスカートの裾が悪戯にゆらゆらと遊ぶだけで、思うように踵の高いパンプスが脱げなくて嫌になる。思わず溜息を吐けばアルコールの匂いがしてさらにぐわん、と頭が揺れる。頭だけじゃなくて足元もふわふわするし何だか暑いし、これは完全に呑み過ぎた。




「お前何してんの?ストラップ着いてるじゃん、ほら貸して」
『へ?あ、ほんとだあ、中島ごめんねぇ』
「...○○ってほんと綺麗な脚してるよね」
『そお?んふふ、ありがとお』



ぷちん、とストラップが丁寧に外されればそこからふくらはぎを細い指が這う。擽ったくてクスクスと笑みを零せば何故か不満げに眉間にシワを寄せた中島に、そんな表情でも綺麗な顔なんて女として負けた気がしてちょっぴり悲しいような悔しいような複雑な気持ちになる。




肩を貸りて部屋の奥へと進みそのままゆっくりとベッドに下ろされれば、フカフカの感触に体の怠さを預けるように沈み込む。纏わりつくシャツが窮屈でぷちぷちとシャツのボタンを外せば、"は、?!"と目をまんまるにして手を掴まれ、触れた部分から中島のいつもより高い体温が伝わった。



「えっ、何してんの?」
『ん、暑いもん、!大丈夫〜、この下キャミ着てるし』
「...○○さ、俺も男なんだよ?」



その問い掛けに今度は此方がきょとん、としてしまう。入社当時からずっと唯一の同期で仲は良い方だとは思うけれど、所詮わたし達は単なる同僚で。ここに男女の色っぽい関係なんて今さっきまで存在していなかったのに、今わたしを見下ろす中島の表情に艶やかな色が見えるのはきっと見間違いなんかじゃない。




『なかじ、ま、?』
「帰り道で腕組んでる時ずっと胸当たってるし、玄関では下着見えてたし、挙句の果てにはベッドに寝転んで服脱ぐとかさ、誘ってんの?」




ツー、と首筋をまた指が這えばぴくん、と腰が揺れる。さっきとは違う反応をしてしまうのは明らかにいつもとは異なる雰囲気のせいか、それともアルコールに浮かされ生まれた期待のせいか。




『ッ、誘ってなんか、だって中島は同僚で、』
「ふーん、じゃあさ、俺が男だって分からせてあげる」
『、ん、!』




どさ、と組み敷かれ初めて触れた唇はほんのりウイスキーの味がするほろ苦いキスだった。強引に侵入してきた舌を拒絶するように狭い咥内を逃げ回ってもくちゅくちゅと絡めとられる。激しい口付けに頭の中枢からぼんやりして思考力を奪われる。歯列をなぞられ軽く舌をちゅ、と吸われればすっかりその気になってしまった身体が憎い。




もういいや、お酒のせいにしてしまおう、
だって今夜はこの温もりに溺れてしまいたい。







窮屈なシャツもふわふわのフレアスカートも脱がされ残るのはキャミソールと下着だけで。同僚にこんな姿を見せるなんて恥ずかしくて仕方なくて必死に毛布を手繰り寄せる。



「だーめ、」
『ぁ、や、!見ちゃやだ、』
「さっきまで自分で脱いでた癖にどうしたの?泣きそうなくらい恥ずかしい?」
『ね、中島、』



その瞬間、不機嫌そうに目を細められれば身体を覆い隠す毛布が呆気なく剥ぎ取られ床に落ちる。キャミソールから見える谷間に熱い唇が落とされ、赤い舌が膨らみをゆっくりと這う。そのままホックさえも外されれば尖端を避けるように周りだけを舌で愛撫されもどかしい。強請ようにじ、と見詰めれば口端を上げた中島の指がくるくると尖端の周りだけを弄ぶ。



『んぅ、ゃ、』
「健人」
『、え?』
「健人って呼んで上手にお強請りできたら触ってあげる」



普段の温厚で真面目で優しくてノリが良い姿からは想像ができない意地悪で強引な中島に膣がキュン、と疼く。更なる快感を求める本能が回ったアルコールと刺激によって引き出されれば理性は真夜中に溶けてしまった。



『健人、お願い、もっと気持ちよくシて?』
「〜ッ、ん、合格」
『、!ぁ、んン、ふ、』



きゅ、と上向いた尖端を摘まれれば思わず背中が仰け反る。くりくりと捏ねられながら、もう片方はぢゅう、と吸われたり舌先で押し潰され明らかに慣れている舌遣いに翻弄される。まさかこんなにエッチが上手いなんて思ってもなくてそのギャップにじわ、と下着が濡れそぼった。



もう役目を果たしていないそれも下ろされ濡れ具合を確かめるように中指が蜜口に触れる。蕾を剥き出しにされ捉えられれば敏感になった身体はあっという間に絶頂へと向かった。余韻を味わう間もなくぐちゅん、と蜜蕾に差し込まれた指が第2関節でかくんと曲げられる。イイところを探す指がある一点を見つければあまりの気持ちよさに腰の痙攣が止まらない。



『ん、あ、あ、けんと、らめ、』
「すっごく気持ちよさそう、、ね、潮噴いてみよっか」
『、?!や、あ!んン〜〜、!』



潮なんて噴いたことないし絶対にそんな羞恥味わいたくない、なのに十分すぎる刺激に加えて蕾にぴたりと舌が這う。優しい手つきとは反対にじゅる、と蜜を余すことのないように激しく吸い上げるアンビバレントな刺激に何かがじわじわと押し寄せる。やだやだ、と首を左右に振っても大して意味なんて成さなくて。舌先をツン、と尖らせて蕾の先端をぐり、と押されればぷしゃ、と溢れた液が健人の前髪を濡らしぽたり、とシーツにシミを作った。



『あ、や、ごめ、なさ、』
「ねえ、そんな可愛い顔で泣かれたらもう我慢できないんだけど」



ぐ、と太ももにスキニー越しに主張したものが押し当てられる。ゆらゆらと求めるように揺れる腰がその答えで。全部全部お酒の勢いに任して健人のベルトを外せば、たまたま残ってた元カレの時の残りの1つを纏った健人が浅いところに侵入した。



「っ、どろどろ、元カレとのゴムつけて他の男と酔ってエッチして興奮しちゃうんだ、?」
『ん、ちが、あ、!健人、だから、〜〜っ』
「、!ほら、欲しい時はどうすんの?」
『ぁ、健人の、ください、』



んー、と首を傾げた健人が再度蕾に手を伸ばす。浅いところをゆるゆると刺激されながら蕾を嬲るように弄ばれれば欲しくて欲しくて堪らなくなる。



「俺のでどうして欲しいのかちゃんと言わないとあげれないなぁ」
『ッ、〜!健人のおっきいので、○○の奥突いて、くださ、んン、っ!』
「○○がそんなにえっちだなんて知らなかった、...どんどん好きになるわ、」




自分で言わせた癖に、だとか、好きって?だとかはもう考えられない。ただただ与えられる快感に矯声をあげることしかできなくて、正常位のまま腕を引っ張り抱き抱えられれば所謂対面座位の体勢になる。自分の体重も加わってさらに奥深くに健人が入り込めば、ぷにゅ、と子宮口と先端が触れ合った。



「ん、は、キスしてんね、もっとしよっか」
『ひ、!ぁ、ん〜〜、!は、あ、』
「、ほらわかる?ね、聞いてんの?」
『ん、わか、る、わかるからあ、!』



脇腹をぐっと掴まれ下からずんずんと打ち付けられる。わかる?、の問い掛けと共にぐりぐりと最奥へ押し付けられればだらしなく開いた口端から涎が顎を伝う。ちゅう、とそれに吸い付いた健人が後ろに倒れこめば今度は騎乗位の体勢になった。


胸に手を付くよう誘導されればラストスパートをかけるかのように腰が動く。上から見下げる健人は欲情に溺れながら獲物を狙う男の人の顔で、嗚呼もうただの同僚になんて見れる訳ない。嫌という程、健人は男で、同時にわたしがどうしようもなく女だということを宣言通り解らされてしまったんだ。



「○○、かわいい、ほんとに」
『けんと、いっしょに、イき、た、〜ッぁ』
「ッん、ぁ、イ、」
『んン〜〜〜、!』











ぎゅ、と欲に塗れたゴムを縛ってゴミ箱に投げ捨てる健人が、あ、と声を洩らす。



「次からは俺の持ってくるからさ、ちゃんと置いといてね」
『へ、次、?』



「これからもただの同僚でいる?それとも、どうしよっか?」




汗ばんだ前髪を掻き分け額にちゅ、と口付けを落とされる。金曜の夜に同僚の罠に堕ちてしまったんだから、答えは1つだろう。




くらくらするのは恋か、残った僅かなアルコールか。